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2008. 07. 23  
死神の精度 (文春文庫 (い70-1))死神の精度 (文春文庫 (い70-1))
(2008/02/08)
伊坂 幸太郎

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夏読書、1冊目。
伊坂幸太郎は「陽気なギャングが地球を回す」「陽気なギャングの日常と襲撃」「重力ピエロ」が既読。でも今回のが短編集というのもあってか一番読みやすかった。引用とかも他のよりは少ない。これは元ネタを大抵知らない私には読みやすさであるけれど、ちょっと物足りなくもある。
しばらく伊坂さんの本が続きそうなのは、この人の話のまとめ方の上手さにある。いや、もう、本当に毎回終盤に入ると見事に伏線を回収し、尚且つ納得のいく終わり方をする。その鮮やかさったら。

主人公の死神・千葉の「人間の死にさほど興味はない。仕事だから」という淡々としたスタンスに共感を覚える。仕事に情熱を懸けられるのはすばらしい。でも私は千葉タイプだ。世の中に少なくないタイプ。
死は誰もに訪れる。明日かもしれないし、数十年先かもしれない。自分の死を真剣に考えると恐ろしい。だから考えない。知りようのない死んだ後の事など心配しても無駄だろうから。この本を読んでちょっとばかりその考えを肯定されたように思えた。思い込んだとも言う(あぅっ)
6篇の物語がそれぞれ違った趣。ミステリーだったり、恋愛だったり、ロードムービーであったり。「死神の精度」では最後の千葉の選択にホッとした。「恋愛で死神」はなんだかベタだけどせつない。「死神対老女」は正に伊坂さんの真骨頂。やはりこの最後の話が一番おもしろかった。「旅路を死神」で、仙台という土地から「重力ピエロ」を思い浮かべていたらこの本にも春くんが出てきてちょっと笑ってしまったり。死神と会話してたなんてね(笑) 千葉の、同僚も驚く雨男ぶりや、数千年(!)もこの仕事してんのに、いやだからこそ?時々変なところで非常識だったりがいい味出してる。
死神達が愛してやまない「ミュージック」を聞いてみたいな。曲のタイトル言われても、よほど有名じゃない限りさっぱりわからない。特にクラシック。タイトルと曲が結び付けられない。DVDが来月出るようですね、音楽をちょっと聞いてみたいな。映像化にはまったく興味がないのですが。

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雪下千里 (ゆきもとせんり)

Author:雪下千里 (ゆきもとせんり)
暇があれば本を手に取る。無くても手にとって寝不足でフラフラしてたり。
最近はアニメを見るのにハマリ気味。読書より時間を費やしているかも…

+*+*+*+好きな本+*+*+*+
上橋菜穂子「守り人」「獣の奏者」
小野不由美「十二国記」
田郁
荻原規子
伊坂幸太郎
シリーズものとか長編好き。

+*+*+*+好きなDVD+*+*+*+
「ショーシャンクの空に」
「アメリ」
「バタフライエフェクト」
「有頂天ホテル」
「運動靴と赤い金魚」
宮崎アニメだと
ラピュタ>ナウシカ>もののけ>千尋…
↑とりあえず思いついたものだけ

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