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2012. 04. 13  
もともと面白いと聞いていて、最近文庫化したのを知っていたので入手。前にも述べたけど通販できなかったので(いまだに思い出しても腹立たしい……)普通に購入。身近に良い本屋が欲しい。かなり切実に。

黄金の王 白銀の王 (角川文庫)黄金の王 白銀の王 (角川文庫)
(2012/01/25)
沢村 凜

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孤島を治める翠の国では、覇権を巡って二つの一族が長く骨肉の争いを繰り広げていた。その争いを終わらせることを秘かに誓った二人の男。一人は現在の統治者・櫓(ひづち)、もう一人は囚われの前統治者の息子・薫衣(くのえ) 互いに相手を滅ぼしたいと願う仇同士の二人。だが彼らは目的を達するために、人知れず困難な道を選んだ。その生き様。

この表紙好きだな。人名がややこしくて覚えにくいのだけれど、ほぼ全部にルビが振ってあって、すごくありがたかった。
すごい話だとは聞いてたけど、うーん、なるほど。思っていたより読みやすいし面白かった。笑えるところもあった。でも、苦しい。すごく切ない話だ。彼らの社会では「成すべきことを成す」ことに重点が置かれる。そして二人とも一族の頭領として、王として育てられた。最終的には国の為に尽くす、王という存在。切ないと思ってしまうのは薫衣の方。彼の真意を知っているのは櫓とその影だけ。敵の本城に一人、意を隠して生きるつらさ。やがて本人は吹っ切れてしまうけど、読んでてしんどかった。至上の位にある同志となっていった二人は、それぞれのやり方で国の為につくしていく。この志が現在の日本の政治家にもあればな。彼ら二人ほどの無私で生きろとは言わないけど、もう少し期待できる政治家であればよいのに。
このお話で一番好きだったのは、薫衣の妻の稲積(にお)かな。本当に良い人だ。
彼らは結果的に歴史を変え、目的を成し遂げた。ただそれが個人の幸福とは離れたところにあったのがつらい。でも彼らだけが可能だったし、成すためにはこの困難極まる道を選ぶ以外になかった。私情を置いて、それを歩みきったところが、また凄い。うん、信念を持って物事を成すってすごいや。それに圧倒される物語。
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雪下千里 (ゆきもとせんり)

Author:雪下千里 (ゆきもとせんり)
暇があれば本を手に取る。無くても手にとって寝不足でフラフラしてたり。
最近はアニメを見るのにハマリ気味。読書より時間を費やしているかも…

+*+*+*+好きな本+*+*+*+
上橋菜穂子「守り人」「獣の奏者」
小野不由美「十二国記」
田郁
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伊坂幸太郎
シリーズものとか長編好き。

+*+*+*+好きなDVD+*+*+*+
「ショーシャンクの空に」
「アメリ」
「バタフライエフェクト」
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宮崎アニメだと
ラピュタ>ナウシカ>もののけ>千尋…
↑とりあえず思いついたものだけ

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