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2012. 03. 16  
アニメ化と知って、作者名にも覚えがあったような気がしたので。映像化不可能と言われてたらしいけど……これ、不可能の理由は、オリジナル生物の多さじゃなくて、グロ過ぎるからだよね? というか、この通りで映像化は遠慮したいかも。
文庫も出てるけど3冊もあるので、今回は単行本を図書館で。

新世界より 上新世界より 上
(2008/01/24)
貴志 祐介

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新世界より 下新世界より 下
(2008/01/24)
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「先史時代」と呼ばれる、西暦2000年を超えた文明が崩壊してより1000年。暗黒期を経た人間は皆が「呪力」を持ち、それに基づいた牧歌的な社会を築いていた。35歳の早季は1000年後に記録を残すべく、回想を書き残す。多くが灰燼に帰した10年前、そこに至るには何があったのか。幼馴染の早季、覚、瞬、真理亜、守。5人の少年少女は平和な日常の裏に隠された真実に触れる。それは彼らに衝撃を与え、やがて社会にも大きな変化をもたらす。

一言でいうなら、グロい。人間の暴力性に絶望する。「X-MEN」とか「ハーモニー」を思い出す。冒険部分は引き込まれて夢中で読んでしまう。伏線も最後までにほとんど回収されてるし。
ミノシロモドキの正体が、本作で一番驚いた部分。その柔軟な対応には笑ってしまう。でもそれが語る人類の暗黒期は悲惨すぎてうんざりする。最後に明かされたバケネズミの起源についてもその点は同じ。ただ他の生き物は割と面白いと思った。沿岸部の化物は何食べて巨大化したんだ?とは思うけど。
キャラが全体的にちょっと弱いかなぁと思った。一人称で視点も一つだからしょうがないのかもしれない。人間ドラマってわけでもないしね。
平和に見える社会が、多くのものを犠牲にしながら成り立っている事、薄氷を踏むような安定であること。彼女たちはそれをどうコントロールしていくのだろう。でもこれは、彼女たち、とかいう他人の話でもないのよね。身に余るほどの力を手に入れた人々だけど、それがなくたってどうにもならないのが人間。冒頭でも述べられている一文が印象的だった。「人間というのは、どれほど多くの涙とともに飲み下した教訓であっても、喉元を過ぎたとたんに忘れてしまう生き物である」と。そう、だから歴史は繰り返す。これを読んでいる時期が震災から1年だったことも、そう思わせた理由の一つかもしれない。

一気に読める話だけれど、読み返したいというのはないな。そして弱ってる時にはおススメできない。
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雪下千里 (ゆきもとせんり)

Author:雪下千里 (ゆきもとせんり)
暇があれば本を手に取る。無くても手にとって寝不足でフラフラしてたり。
最近はアニメを見るのにハマリ気味。読書より時間を費やしているかも…

+*+*+*+好きな本+*+*+*+
上橋菜穂子「守り人」「獣の奏者」
小野不由美「十二国記」
田郁
荻原規子
伊坂幸太郎
シリーズものとか長編好き。

+*+*+*+好きなDVD+*+*+*+
「ショーシャンクの空に」
「アメリ」
「バタフライエフェクト」
「有頂天ホテル」
「運動靴と赤い金魚」
宮崎アニメだと
ラピュタ>ナウシカ>もののけ>千尋…
↑とりあえず思いついたものだけ

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