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2011. 01. 31  
書評で見て、そうか桜庭一樹を読んでみよう、と思い立って購入。でも一冊目に読んだのは「少女七竈と七人のかわいそうな大人」だったりするのだけどw

赤朽葉家の伝説 (創元推理文庫)赤朽葉家の伝説 (創元推理文庫)
(2010/09/18)
桜庭 一樹

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製鉄を生業とする鳥取の旧家・赤朽葉家。未来視の能力を持ち、嫁入りした万葉。その娘・毛毬はレディースの頭として中国地方を制覇したのち漫画家となる。さらにその娘でまだ何者でもない瞳子。戦後から現在の間にこの国で起こったこと、その時代を生きた三人とその一族の物語。

赤朽葉、落葉した紅葉、血の色の表紙の本。レーベル的にもっとミステリーかと思ったけれど、それは最後の一部・瞳子篇だけ。ほとんど戦後昭和史と言っていいのじゃないかしら。この旧家の、と限定はされるだろうけど、時代の流れはここにも押し寄せていたのだから。
読みたいというので、私より先に母に読ませたのですが、ものすごく懐かしかったらしいです。おおよそ母の時間は万葉とかぶるであろうし、私の時間は瞳子とかぶる。

お話全体に漂うもの悲しさはなんだろう? 懐古? 万葉の持つ悲しみ? 彼女の能力は役に立ったりもしたけれど、それでも普通の人は知らず考えずにすむ事を知ってしまうのは辛い。それだからこそ日々を貴重に送れたかもしれないけれど。やるせなさは全編にある。あちこちから漂う。誰もが何かを抱えている。楽しい、明るい話ではないのだけど、一人の人間が持つ重みと、それが重なることで生まれるさらなる重みと厚みが不思議な温かさを持っているように思う。

ミステリーというより大河だな。面白かった。
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雪下千里 (ゆきもとせんり)

Author:雪下千里 (ゆきもとせんり)
暇があれば本を手に取る。無くても手にとって寝不足でフラフラしてたり。
最近はアニメを見るのにハマリ気味。読書より時間を費やしているかも…

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