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2010. 12. 09  
最近は発売順に読んでいたのに、ここで1冊飛ばしてる…… 何かを味わい逃したかもしれないと思うと惜しい。
「グラスホッパー」の続編というか、同シリーズというか。装丁も似ているし、章立て?も同じ。
これだけ読んでも楽しめるけど、前作を読んでるとさらに楽しい。
遺憾ながら、かなりの部分が記憶喪失で、うろ覚えも多い。読み返してから読めばよかった。

マリアビートルマリアビートル
(2010/09/23)
伊坂 幸太郎

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東京から盛岡に向かう東北新幹線はやて。大して多くもない客の中には、物騒な裏稼業の者たちが多く乗り合わせていた。
「業界」で幅を利かせる峰岸。捕らわれたその息子を救出、現金とともに護送する蜜柑と檸檬@果物。
彼らのトランクを奪う依頼を受けた、究極の不運男・七尾@天道虫。
狡猾で悪魔のような中学生・王子。王子に重傷を負わされ意識不明の幼い息子の復讐をしようとする、元裏稼業の男でアル中の木村。
チラホラと登場する相変わらずの押し屋・槿(あさがお)
最終的にこの数両の車内にはどんだけの死体が乗っているのやら。

ずっとずっと、王子が嫌だった。死ねばいいのに。王子の本性を知ってる人間はみんなそう思ってんじゃないかな。だってそうでしょう。「なぜ人を殺してはいけないの?」だと? 殺す側が高みの見物とか憎いったらありゃしない。こいつ、また今後も別の作品に出てくんのかな。可能性はなくはないか。
読み終わってみれば、さすがの一言。果物VS天道虫あたりから面白さは加速。途中退場やら途中参加もあり、後半にはいつもの通り見事な伏線回収。このラスト、めっちゃスッキリとはいかないけれど、ほぼ希望通りに落ち着いたし、まぁ一言でいうと大変面白いw 交わされる会話もテンポよく、それぞれのキャラもいい味だ。
誰か王子を止められないのか?って思いながら読んでたので、その辺も蜜柑や檸檬に期待してたのだけど。ちょっと残念。ひたすら不運な七尾だけれど、周りの評価は高いし、あれだけの不運にもかかわらず仕事できるってのは実はめちゃめちゃ凄いんじゃ? 生き残った奴が勝者だというのなら、彼はまさに。「木村」パートの好転は意外で良かった。

ここ最近自分が書きたいものを書いていた作者が、ちょっと以前の方向に戻った作品。
うん、やっぱりこういう方が好きだ。
そして「グラスホッパー」よりこっちの方が好き。最後がだいぶ明るいし。疾走する密室での狂騒劇ってのは楽しかった。
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伊坂幸太郎  
Comment
No title
久々に血なまぐさいお話でしたが、
エピローグの爽やかさは顕在で、安心しました。
トラックバックさせていただきました。
>藍色さん
やはり私好みの伊坂物はこういったテイストですね。
もちろんいろんな作品があっていいとは思いますけど(^^;)
Trackback

「マリアビートル」伊坂幸太郎

元殺し屋の「木村」は、幼い息子に重傷を負わせた相手に復讐するため、 東京発盛岡行きの東北新幹線“はやて”に乗り込む。 狡猾な中学生「王子」。腕利きの二人組「蜜柑」&「檸檬」。ツキのない殺し屋「七尾...
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雪下千里 (ゆきもとせんり)

Author:雪下千里 (ゆきもとせんり)
暇があれば本を手に取る。無くても手にとって寝不足でフラフラしてたり。
最近はアニメを見るのにハマリ気味。読書より時間を費やしているかも…

+*+*+*+好きな本+*+*+*+
上橋菜穂子「守り人」「獣の奏者」
小野不由美「十二国記」
田郁
荻原規子
伊坂幸太郎
シリーズものとか長編好き。

+*+*+*+好きなDVD+*+*+*+
「ショーシャンクの空に」
「アメリ」
「バタフライエフェクト」
「有頂天ホテル」
「運動靴と赤い金魚」
宮崎アニメだと
ラピュタ>ナウシカ>もののけ>千尋…
↑とりあえず思いついたものだけ

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