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2010. 09. 13  
迫力のあるタイトルはインパクトが強く、各所で紹介されているのを見たので購入。
SFの新規開拓は久しぶりだ。

虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)
(2010/02/10)
伊藤 計劃

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2020年頃と思われる近未来。先進国では徹底的な管理社会ができあがりテロも減っていたが、後進国では逆に内戦・紛争が異常に頻発していた。アメリカ情報軍のクラヴィス・シェパード大尉は特殊部隊員であり、部隊は最先端のハイテク技術を用いて暗殺を行っていた。やがて浮かび上がる毎回逃げおおせるターゲット、ジョン・ポール。彼が行く先々では争いがおこり大量殺戮が横行する。なぜ?どうやって? 人が助けあい、殺し合うのはなぜ?

SFで軍事物でもあるけど、内容は脳科学とか心理学っぽい。
前半部のプラハでの会話はちょっと付いていけず、「優雅なハリネズミ」を思い出してたら「チェコ的というよりフランス的」という部分を見て物凄く納得した。思索的すぎて私にはハードル高いよorz 

謎を追いかけて、SF満載でドンパチするのかと思ってたら全然違う。言葉って?っていうのがテーマの一つだったり。ハイテク機器は読んでて面白いし、アクションもちゃんとあるけど、基本的には思考の話というか。クラヴィスの一人称だから特にそうなるのかな。主人公には感情移入しなかったから、距離を持って話を読み進めた。
こういうと不謹慎な感じがするけども、虐殺をもたらす方法は面白い。最後のどんでん返しも私は好きだな。伏線を重ねて創られるものじゃなくて、お話が進んで行くと結論が裏返っちゃうというか。まぁ、人が死に続けるのに変わりは無いので救いも無いけど。

全体としても面白かった。ちょっと科学物ノンフィクションを読んでるような気がしないでもない。
私はこの本でこの作者を知ったのだけど、彼はもういないんだよなぁ。2009年にたった34歳で亡くなってしまっている。なんて惜しい。

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雪下千里 (ゆきもとせんり)

Author:雪下千里 (ゆきもとせんり)
暇があれば本を手に取る。無くても手にとって寝不足でフラフラしてたり。
最近はアニメを見るのにハマリ気味。読書より時間を費やしているかも…

+*+*+*+好きな本+*+*+*+
上橋菜穂子「守り人」「獣の奏者」
小野不由美「十二国記」
田郁
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伊坂幸太郎
シリーズものとか長編好き。

+*+*+*+好きなDVD+*+*+*+
「ショーシャンクの空に」
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宮崎アニメだと
ラピュタ>ナウシカ>もののけ>千尋…
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