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2010. 08. 13  
すっかりハマった高田郁の本。
4か月ほど前に図書館に予約してたのですがまだ順番が来ず、文庫発売を知り発売日にゲット。みおつくし料理帖シリーズは来月新刊v この人の話は好き。

銀二貫 (幻冬舎時代小説文庫)銀二貫 (幻冬舎時代小説文庫)
(2010/08/05)
高田 郁

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大阪は天満、1778年(天明の飢饉や寛政の改革のころ) 寒天問屋の主・和助は天満宮再建の為に寄進するはずだった銀二貫で仇打ちを買う。父を殺された鶴之輔は寒天問屋の丁稚・松吉として商人として歩み始める。大阪商人の仕事、問屋を超えた寒天作りへの思い入れ。そのきっかけを与えた料理人・嘉平とその娘・真帆、度重なる大火。彼らの厳しさと温かさを胸に新たな寒天作りを目指す。(作中では大坂と記述)

もう、読み始めた所から地元ネタな感じで非常に入りやすかった。舞台の中心にある橋も船着き場も、今も同じ場所に同じ名前である。たまたま手元に以前入手した大阪古地図があって、引っ張り出してみれば、まさにこの時代。大阪の街並みって何百年も経ってるのにあんまり変わって無い。地名も。浪花言葉が今の大阪弁よりさらに独特なのでちょっと馴染みにくかったのだけど。
「東京骨灰紀行」と並行して読んでいて、被る部分が多かった。度重なる火事、火事、火事。今よりさらに昔の街並みはよく燃えただろう。可燃物がほとんどだ。身一つで走って逃げなければ生き延びられない大火。やっと生き残っても命以外はすべて失う、怖ろしい災害。

しかし相変わらず、この人のお話は泣きそうになる所が各所にある。なんかねホロっときちゃう台詞とか行為とかが随所に有るの。厳しくも優しい和助は当然、松吉に辛く当たる番頭・善次郎もちょっと好きだ。松吉と真帆を見てる周りの反応とかもよくわかるw 丁稚仲間の梅吉もこういう子がいると場が気持ち良くなる。

寒天の蘊蓄いろいろも興味深かった。あんみつ、練り羊羹といったものがこの頃の発祥かぁと感慨深い。読み終わってから水ようかん食べたり、一時流行った寒天ダイエットの時代の粉寒天を出してきて、牛乳かん作ってみたり。うん、和菓子には欠かせないわw

ところで、キーとなる銀二貫は如何ほどか? ググって調べて平均を取ると現在の価値では700万円ほどか(超アバウト計算)
このお話では銀二貫は何度か出てくる。そのお金で何が為されたのか。どれもちょっと感動的だ。信仰心って私は持ってないから他人事になってしまうけれど、すごいなぁと思う。災害に翻弄される人生送ってたら、こういうのは必須なのかも。

感動もありだけど、知的好奇心も満足なお話でした。

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雪下千里 (ゆきもとせんり)

Author:雪下千里 (ゆきもとせんり)
暇があれば本を手に取る。無くても手にとって寝不足でフラフラしてたり。
最近はアニメを見るのにハマリ気味。読書より時間を費やしているかも…

+*+*+*+好きな本+*+*+*+
上橋菜穂子「守り人」「獣の奏者」
小野不由美「十二国記」
田郁
荻原規子
伊坂幸太郎
シリーズものとか長編好き。

+*+*+*+好きなDVD+*+*+*+
「ショーシャンクの空に」
「アメリ」
「バタフライエフェクト」
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「運動靴と赤い金魚」
宮崎アニメだと
ラピュタ>ナウシカ>もののけ>千尋…
↑とりあえず思いついたものだけ

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