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2010. 04. 26  
同じ作者の「八朔の雪」(現在読み中)を探していて、先に見つけたので買ってみた。
この人、私的には当たりの作家っぽい。
先週、図書館の本に追われてフラフラになりながら、それでも暇を見つけてはどんどん読まずにいられなかった。
私も古本屋で探し方を間違えていたのだけれど、時代小説なのに一般文庫のところで発見。
剣道の話じゃないよ…(パッと見で誤解したワタシ…)

出世花 (祥伝社文庫)出世花 (祥伝社文庫)
(2008/06/12)
高田 郁

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不義密通で逃亡した妻を仇として追う侍・源九郎。幼い娘・お艶を連れての旅は6年後、江戸近郊の寺で源九郎の無念の死を持って終わる。遺されたお艶は父の遺言どおり、拾われた寺の住職に新たに「縁」と言う名をもらう。弔い専門の青泉寺で、住職の正真、修行僧の正念、毛坊主と呼ばれる3人の寺男たちに見守られ育つお縁。やがて父の葬儀での体験と寺での手伝いから彼女は一つの選択をする。三昧聖と呼ばれるようになるお縁の物語。

あれだ、時代小説・少女版の「おくりびと」 先に勝手に読んだ家人の一言は「湯灌の話」 身も蓋もない…
巻末の解説にもあるけれど、4編のうち2編は捕物帖風味。
ただこのお話の肝はそういう事ではない。こういうのを何て言うのだろう。人情物? お縁の周りの人物の優しさが沁みる。時に屍洗いと蔑視する者もいれば、丁寧で真摯な仕事ぶりに聖性を見出し心から感謝する者もいる。人は様々なものを抱えて生きている。でも死んで手放すものもある。葬儀は遺された者の為の儀式だと聞いたことがあり、そうなのだろうな、と思う。信心など全く無い私でも。

涙線の固い私が何度もウルっときた。なんなんだ、このツボ付きまくりの物語は。
これは切なさなのか? ちょっと分析できないのだけれど、温かくて気持ちのよい話。そりゃ死体も出てくるけど、私は、江戸時代はこうだったのか、へぇ~って興味深く読んだ。
じわじわときて要所要所で心を揺さぶられるというのか。
下手に感動モノです、とか聞いてなかったから余計にかもしれないけど、ちょっと今までに覚えがないタイプのお話だった。楽しいとか、面白いっていうのが売りではない、となるとやっぱり感動モノって扱いになっちゃうのかな。そういうと安っぽくて嫌だけど、とても心に残る1冊。

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プロフィール

雪下千里 (ゆきもとせんり)

Author:雪下千里 (ゆきもとせんり)
暇があれば本を手に取る。無くても手にとって寝不足でフラフラしてたり。
最近はアニメを見るのにハマリ気味。読書より時間を費やしているかも…

+*+*+*+好きな本+*+*+*+
上橋菜穂子「守り人」「獣の奏者」
小野不由美「十二国記」
田郁
荻原規子
伊坂幸太郎
シリーズものとか長編好き。

+*+*+*+好きなDVD+*+*+*+
「ショーシャンクの空に」
「アメリ」
「バタフライエフェクト」
「有頂天ホテル」
「運動靴と赤い金魚」
宮崎アニメだと
ラピュタ>ナウシカ>もののけ>千尋…
↑とりあえず思いついたものだけ

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