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2008. 08. 16  
光の帝国―常野物語 (集英社文庫)光の帝国―常野物語 (集英社文庫)
(2000/09)
恩田 陸

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恩田陸を衝動買いしてみた、と書いたらお勧めして頂いた本。
衝動買いの方はそんなに興味引かれるものでなかったので、こちらにチャレンジ。これはハマリました。続きを古本屋にゲットしに行きましたが(見覚えがあったので)見つからず。売れた? 他の店だったかな? (大変幸せな事に、行動範囲内に古本屋が4軒。車と自転車を使えばもっとある。ビバ地元v) まぁ、そのうち手に入れます。

家族ごとに不思議な力を持つ「常野」の一族。温厚で知的で、常に在野の者であろうとして普通の人々の中で暮らす。連作短編ならでは、それぞれの登場人物が時に交差しつつ、常野の人々、それに関わる普通の人々が織りなす不思議で温かく残酷で哀しくもある物語。
「大きな引出し」は泣きそうになった。展開はわかっていても、映画監督と父親の関係は心に迫る。分かり合えたはずなのに、素直になれないせいで叶わない。でも、光紀の能力のおかげで伝わったのが救いか。親子関係と素直になれないという点では「黒い塔」も同じだけれど、こちらは綺麗にまとまったな。タイトルにもなっている「光の帝国」は重くて悲しかった。こういう事件が常野の人々に変化をもたらしていったのだろうか。光と祈り、それを踏みにじる凄惨な現実。「光の帝国」から数十年の時を経た「国道を降りて…」でツル先生と読者にはやっと現実にも光が見えた。「オセロ・ゲーム」に出てくる拝島母子の力ってあれも能力なのだろうか? ほかの常野と違って呪いのようだ。よくわからないし、プラス面が思いつかない。「草取り」を読むと、拝島が見てたのはこれか?と思うけれど。
常野の人々を徐々に押し流す大きな流れ、未来に待ち受けているらしい大仕事というのがとても気になった。まだそちらの話は出版されていないようだけれど、読んでみたい。

新しい作家開発の1号で良い本に巡り合えてよかった。とても嬉しい。教えてもらったお陰です。他のオススメも既に手に入れたので、また他の作品も読んでみよう。
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恩田陸  
Comment
はじめまして
こんばんは、はじめまして。
「読書の夏」参加してます、紺です。
私のブログの方に先日はコメントくださってありがとうございました。

「光の帝国 常野物語」好いですよね。
恩田陸の本の中でも好きな本の一つです。
「大きな引出し」が気になったなら、「蒲公英草紙」も読んでみるといいと思いますよ。関連作品です。
集英社文庫で出ています。
「オセロ・ゲーム」も関連作品として「エンド・ゲーム」が出ていますが、こちらはまだ文庫化していません。

衝動買いしたという「ライオンハート」ですが、私個人的には好きな作品です。
登場人物がカタカナだったため、私はこの話は恩田陸の中でも結構後のほうに読みました。(私カタカナの登場人物はちょっと苦手なんです…^^;)
でも、読みはじめたら、区切り区切りまで一気に読めて、最終的にはバーっと読めました。

恩田陸は作品の引出しが広いせいか、ものによっては評価が割れるものがあったりするので、合うものは合うし合わないものは合わなくて、首を傾げたくなったりすることもあると思います。
読みやすいものは「光の帝国」もそうですが、恐らく文庫の夏の100冊によく選ばれる、「六番目の小夜子」「夜のピクニック」「ネバーランド」などだと思います。

それでは長々と失礼しました。
紺さん、いらっしゃいませ(^^)

恩田陸、Amazonで検索してみましたけど、その程度でも作品の幅の広い人なのが窺えました。紺さんの挙げてくださった作品も映像化とかされてましたよね。やはりそういうのはきっと原作の評判も高いのでしょう。追々読んでみたいと思います。
おすすめいただいてありがとうございますw
レス遅くなってすいませんー;
気に入っていただけたようで嬉しいですw

私も蒲公英草子は読もうと思ってるんですよね。
読み終わったら感想語り合いましょうww
>須世莉さま
レス頂いて恐縮です(^^;) 
そちらのブログにお伺いした方が良いのか迷いつつ、お礼をここから叫んでみました。
すみません、ありがとうございました。
「蒲公英草紙」手に入れましたなら、またよろしくですw
いろんな味わいの短編集でしたね。
「エンド・ゲーム」もよかったら。

ラッシュライフとこちらに
トラックバックさせていただきました。
>藍色さん
恩田作品を今読んだ限りでは、これが一番好きです。
エンド・ゲームも読もうと思って忘れてました(^^;)
またチェックしときます。
Trackback

光の帝国常野物語 恩田陸

膨大な書物を暗記するちから、遠くの出来事を知るちから、近い将来を見通すちから― 「常野」から来たといわれる彼らには、みなそれぞれ不思...
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プロフィール

雪下千里 (ゆきもとせんり)

Author:雪下千里 (ゆきもとせんり)
暇があれば本を手に取る。無くても手にとって寝不足でフラフラしてたり。
最近はアニメを見るのにハマリ気味。読書より時間を費やしているかも…

+*+*+*+好きな本+*+*+*+
上橋菜穂子「守り人」「獣の奏者」
小野不由美「十二国記」
田郁
荻原規子
伊坂幸太郎
シリーズものとか長編好き。

+*+*+*+好きなDVD+*+*+*+
「ショーシャンクの空に」
「アメリ」
「バタフライエフェクト」
「有頂天ホテル」
「運動靴と赤い金魚」
宮崎アニメだと
ラピュタ>ナウシカ>もののけ>千尋…
↑とりあえず思いついたものだけ

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