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2008. 07. 30  
償い (幻冬舎文庫)償い (幻冬舎文庫)
(2003/06)
矢口 敦子

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書評で見てブックオフで購入。最近見た本屋では広く平積みしてありました。人気なのかしら?
帯に「感動の長編ミステリ」なんて書いてあるので、経験則から敢えて感動は求めずに読みました。

脳外科医の日高は幼い息子を亡くし、妻に自殺され、絶望してホームレスになり彷徨う。流れ着いた街で出会う中学生・真人はかつて日高が命を救った子供だった。街で起こる殺人事件。刑事の頼みで探りをいれはじめた日高はやがて真人が連続殺人犯ではないかと疑うようになる。

何か全体的に中途半端な所が多い。
日高の絶望はわからないではない。逃避も一つの自己防衛手段だし、時間が必要な事はある。でも日高の元恋人・美和子の言葉はいちいちもっともだ。こちらの気持ちを代弁してくれているようだ。日高は妥当性を認めながらも自分の殻に閉じこもってしまうけれど。
人の肉体を殺せば罰せられるが、人の心を殺しても罰せられない。怖い事だ。一言でも致命傷になりうる。今元気に生きてる私にとっては被害よりも加害が心配だ。致命傷を負わせなくても、自分の言葉を悔やむことは多々あるし、もっと深刻なのはこちらが気付かない場合だ。
良かれと思ってやった事が、悲惨な結末を迎えたからといって、日高は自分を責めすぎだ。その時に最良と思える事をやったのなら、結果は仕方がないではないか。私たちは未来を知ることなどできないのだから。自分自身では見えなくなってしまっていた、そういったことが真人を前にしてようやくわかったのだろうか。
真人と事件の関連性も納得できない。短く片付けられたけど、ウサギ惨殺事件の真相が一番背筋が冷えた。
タイトルになってる償いは、この話ではさほど重要に思えなかった。意外性がないというか、私でも考え付くところに落ち着いてしまったし。
私の好みが謎解きにあるのも一因かもしれないけど、ちょっと不満の残る内容。

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雪下千里 (ゆきもとせんり)

Author:雪下千里 (ゆきもとせんり)
暇があれば本を手に取る。無くても手にとって寝不足でフラフラしてたり。
最近はアニメを見るのにハマリ気味。読書より時間を費やしているかも…

+*+*+*+好きな本+*+*+*+
上橋菜穂子「守り人」「獣の奏者」
小野不由美「十二国記」
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伊坂幸太郎
シリーズものとか長編好き。

+*+*+*+好きなDVD+*+*+*+
「ショーシャンクの空に」
「アメリ」
「バタフライエフェクト」
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宮崎アニメだと
ラピュタ>ナウシカ>もののけ>千尋…
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