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2009. 04. 24  
何か強力な吸引力のある本。
書評で見たのが最初かな。何ヶ月か待ってた本です。
だってこんな↓感じの紹介読んだら、気になって読みたくなるじゃないですか。

中学1年の終業式。校内の事故で娘を亡くし、退職する女性教諭が自分のクラスで話を始める。普通に始まった話は恐るべき告白へと向かう。「愛美は事故で死んだのではなく、このクラスの生徒に殺されたのです」

告白告白
(2008/08/05)
湊 かなえ

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六章全てが、当事者・関係者の一人称。読む前は、おどろおどろしいな、重そうだな、犯人を探す話かと思って若干気が進まなかったのですがちょっと違う。淡々とした低い温度とでも言おうか。決して楽しくはない。だが読まずにいられない。
それぞれの主観で語られる状況は、私の想像以上に皆異なる。同じ人物も主観が変われば別人のよう。それは実際にはあたりまえの話だろうけど、ちょっと驚く。人の心は擦れ違いばかりだ。大きな事故の陰には、事故にはならない小さな出来事がたくさんあるというけれど、それを思い出したり、カオス理論を思い出したり。事実は一つだが、真実はいくつもある、とか(アニメの名探偵コナンを見るといつも反論したくなる) 人々の負の人間模様、状況と程度は違えど、そこらに転がっている話だ。

と、ここまで書いてAmazonを覗いた。やっと思い出しましたが、今年の本屋大賞でした。レビュー見ると意見が二つに割れてますね。
読後感が悪いとか、陰鬱だという否定派。私は読みやすい、おもしろい、別に読後感が最低とも思わないので肯定派か。明るくも楽しくもないのは確かだが嫌って程じゃない。
それはどうよ?っていうのはいくつかあった。キーとしてHIVの話が出てくるけど、今やHIVは死の病ではない。なのにその扱いはちょっとどうかな? 怒りを感じたりはしないけれど。馬鹿者を脅す手段だからしょうがないのか。それと最後、先生も無関係な人を巻き込んでそうだと思うのだけど、いいのか?

まとめると、殺伐としているが面白い。救いもないけど、登場人物たちに感情移入することもなかったので辛くもない。荒んで壊れ破綻する人々は、その欠片なら普通に持ってるものだから興味深い。話の進め方は上手いと思った。
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雪下千里 (ゆきもとせんり)

Author:雪下千里 (ゆきもとせんり)
暇があれば本を手に取る。無くても手にとって寝不足でフラフラしてたり。
最近はアニメを見るのにハマリ気味。読書より時間を費やしているかも…

+*+*+*+好きな本+*+*+*+
上橋菜穂子「守り人」「獣の奏者」
小野不由美「十二国記」
田郁
荻原規子
伊坂幸太郎
シリーズものとか長編好き。

+*+*+*+好きなDVD+*+*+*+
「ショーシャンクの空に」
「アメリ」
「バタフライエフェクト」
「有頂天ホテル」
「運動靴と赤い金魚」
宮崎アニメだと
ラピュタ>ナウシカ>もののけ>千尋…
↑とりあえず思いついたものだけ

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