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2009. 03. 21  
一日で読んでしまった。
前の本屋大賞に選ばれていたけど、この本を既に読んだ人に期待しすぎない方が良いと言われてたので、待った時間の割には冷静に読みました。

ゴールデンスランバーゴールデンスランバー
(2007/11/29)
伊坂 幸太郎

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仙台で行われた首相のパレードにラジコンヘリが舞い降り、爆発。知らぬ間に首相暗殺の陰謀の主人公にされていた普通の男・青柳の逃走の行方は…

これはもっと時間かけて読むべきだったかも。
たくさんの名前のどれが意味あるものなのか読みながらちょっと混乱。章建てが、事件のはじまり、事件の視聴者、事件から二十年後、事件、事件から三ヶ月後、となっていて。二十年後が事件本体より先ってのが混乱の元だな。時間ごとに語らないことによって生かされる伏線とかがあるのはわかるけど、その見事さを楽しむのも一つだけど、これはちょっとややこしすぎないか?

大きな権力をもつ何者か、「秘密じゃない結社」に嵌められた時に一般人ができるのは逃げることくらいだ。というわけで青柳はわけがわからないうちに逃走を始めることになる。
逃走劇ってのはそれだけで面白い。ただ、逃げる本人が一般人っていうのはちょっと物足りないなと思う。特殊技能があるわけじゃないから取れる手段が限られてくるし。それを補うための工夫は十分されてるし、嫌いじゃないのにやっぱり納得できない。この不満は青柳が上手く逃げすぎってのに集約されるかな。青柳って仕事柄体力はあるかもしれないが、追う側の警察を毎回振り切ってしまうのはちょっとおかしくないか? どんだけ俊足? 警察も手分けの仕方とか間抜けすぎでしょ。

でもこのお話は、逃走劇を支える人と人の繋がりがいい。何年たっても友人でいられる大学時代の友達、別れてしまえば接点など無いモトカノ。親子の縁。仕事の縁。
社会人になってから、会うのは数年ぶりとかが普通になってる。でも会えばそれまでの時間が嘘の様に消えたりする。だけどまぁ、そういう人達がそんなにたくさんいるもんでないってのもまた事実。青柳が誰かを頼ろうと思った時に感じたように。こんだけの大ピンチの時に信用できる人間ってなかなかいないよなぁ。

伊坂作品はだいぶ読んでるけど、これがすごく良いとは思えないな。構成力は素晴らしいし、人と人の繋がりは温かみがあって好きだけれど、集大成って言われると否定したい。小技が冴え過ぎてストーリーの面白みに欠けるように思う。
そういえば、これはどの作品の誰とリンクしてたんだろう? ちょっとは意識してたのに気付けなかった。ゴールデンスランバーの音楽を探す時に小説のレビューも検索結果に出てきてちょっと見たら、気づいてはいたのに認識できてなかった事(二十年後を書いたのは誰か?ってこと)もあったし。やっぱりもう一度読むべきか。でもちょっと分厚いよな、疲れたよ。
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雪下千里 (ゆきもとせんり)

Author:雪下千里 (ゆきもとせんり)
暇があれば本を手に取る。無くても手にとって寝不足でフラフラしてたり。
最近はアニメを見るのにハマリ気味。読書より時間を費やしているかも…

+*+*+*+好きな本+*+*+*+
上橋菜穂子「守り人」「獣の奏者」
小野不由美「十二国記」
田郁
荻原規子
伊坂幸太郎
シリーズものとか長編好き。

+*+*+*+好きなDVD+*+*+*+
「ショーシャンクの空に」
「アメリ」
「バタフライエフェクト」
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宮崎アニメだと
ラピュタ>ナウシカ>もののけ>千尋…
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