--. --. --  
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2011. 02. 26  
この人の本は、私に合うのと合わないのとあるみたい。でもね、遺跡とか冒険とか大好物なので購入。ずっと放置してたのですが、ほぼ二日で上下巻を一気読み。ちょうど時間があったとは言えこんなに集中して読んだのは久しぶりだなぁ。

上と外〈上〉 (幻冬舎文庫)上と外〈上〉 (幻冬舎文庫)
(2007/10)
恩田 陸

商品詳細を見る


夏休み。中米G国(グアテマラ…)で調査中の考古学者・賢のもとに日本から元家族が休暇にやってきた。元妻で恋多きキャリアウーマンの千鶴子、小6の娘・千華子。母とは血縁がないものの家族として育った中2の息子・練。それぞれが家族を演じる微妙な空気の中、G国にてクーデターが発生。子供たちはジャングルに取り残され、両親は拘束される。彼らは生き延びられるのか。再会できるのか。G国で起こっているのは何なのか。

面白かったー。
突っ込みどころは多い。ご都合主義ですとも。だけどこれは小説であって、エンターテイメントなのよ! ワクワクしてページを繰る手が止まらなくなる、それだけで幸せ。
やっぱり人物描写がしっかりしてるから読ませるのだろうな。一番男前だったのは、じいちゃんだろうけどw 人脈とか私は大切にする方じゃないのでちょっと痛い話。クーデターの一連は昨今の中東情勢に被るところがある。フェイスブックが国を変える。人と人のリアルな繋がりをネットが媒介する。新しい可能性、それを目指す人々。
家族関係の話は、それぞれ実感としてわかる部分もわからない部分もある。小さい頃、「よそはよそ、うちはうち」と言われても納得できなかったけれど、今はとてもよくわかる。どの家族もみんなびっくりするほど内実は違うのだ。当たり前なのだけどね、子供の私にはそれが見えなかったんだなぁ。で、明らかに複雑そうな彼らもやっぱり色々抱えてて、さらに状況によって刻々と変化する。人の心って不思議だな。視点を変えるとか、本当に重要だよねと頷いたり。
ジャングルでサバイバルってのは絶対に無理だな。行くなら観光として整備されたところでやっとだろう。それにしても遺跡ってのはなんでこうもロマンを煽られるのだろう。これはフィクションだけど壮大なピラミッド、驚異の地下遺跡とかそれだけで楽しい。
冒険ものの王道で、先が見える部分も多いのだけど、それでも展開から目が離せない本だった。一気読みできて幸せ。中盤から登場のニコが凄すぎてなんだかなぁと思ったけど、家族のその後は自然で良かった。冒険以外の部分はもう一回読み直しても面白いかもしれない。なんか為になりそうな気がする。


これ読んでいると昔読んで好きだった話とかぶる部分が多かった↓ ジャングルと遺跡、驚異の動物と天災。これはSFで読んだのはずっと前だけど、やっぱりこの手の話は好物なんだなw
失われた黄金都市 (ハヤカワ文庫NV)失われた黄金都市 (ハヤカワ文庫NV)
(1990/07)
マイクル クライトン

商品詳細を見る
スポンサーサイト
2011. 02. 24  
ゆうびん小説として書かれた五編+描き下ろし一編。
あれ、読み終わって数日なのにすでに記憶が風化し始めている……

バイバイ、ブラックバードバイバイ、ブラックバード
(2010/06/30)
伊坂 幸太郎

商品詳細を見る


気づかぬうちに色々やらかして、行先不明・帰ってこれない〈あのバス〉に乗せられることになった青年・星野一彦。彼の最後の頼みは五股かけてた女性たちに会いに行くこと。その傍らには巨漢の監視者で傍若無人な繭美。

星野君はねぇ…まぁどーしょーもないね。悪気はないんだろうけど、根本的な部分が素直すぎてバカなんだろうな。
五人の彼女たちのタイプが皆違うのが、「オー!ファーザー」だなって思う。あの本にあったような温かさや楽しさは彼女たちにはあんまりないけれど。怪盗きどりと女優は好きだった。
この本のインパクトはやっぱり繭美だろう。私の脳内映像では終始マ○コ・デ○ックスでした。キャラが突き抜けてて良いね。お目にかかりたくはないけれど。最後に彼女が言い出した提案は良かったのだけど、行動にいたるとなんだかなぁ。星野ちゃんってそんなにいいか? 悪い奴じゃないけど、思わずそうしちゃうほどに?
終盤、伊坂らしい展開がキター! と思ったら裏切られたorz えぇ?何その尻切れトンボ。こういう終わり方は嫌いじゃないけどワクワクする楽しさが欲しかった。作品としては伊坂らしい良さがあるのだけど、ストーリーは好きでも嫌いでもない、不完全燃焼のモヤモヤが残る。
作者は「理不尽なお別れはやり切れません。でも、それでも無理やり笑って、バイバイと言うような、そういうお話を書いてみました」(密林より転載)と言ってるらしいけど。確かにそういう話だけど、やっぱりモヤモヤする。何なんだろう。うーん、たぶんバイバイされちゃう側に立ってない話なのが気に入らないのかな。バイバイする側の美学なんだけど、される側には納得できるもんじゃなし。たぶん、それがモヤモヤの原因。
2011. 02. 14  
書評で見て購入。先に同じ作者の「13階段」を読んでいて、ハードなミステリーを想定していたら、ちょっと違った。中編連作。ミステリーというかファンタジーというか。

6時間後に君は死ぬ (講談社文庫)6時間後に君は死ぬ (講談社文庫)
(2010/05/14)
高野 和明

商品詳細を見る


人の非日常な未来が見えるという青年・圭史。彼に6時間後に殺されると告げられた美緒は、彼と共に死を避けるべく犯人を探す「6時間後に君は死ぬ」 短めの中編が3つと、一話目の続編にあたる「3時間後に僕は死ぬ」

予想よりだいぶ軽い。ミステリー成分少なめ。
たまたま直前に読んだ「赤朽葉家の伝説」と対照的だ。未来を知る力。それを知った上で静かに受け止めるのが赤朽葉万葉。逆らおうとするのが圭史であり美緒。
未来は知りたくないなぁ。知った未来を簡単に変えられないという設定は面白いと思う。人知を超えた能力は実際にあったらウンザリするだろうな。

さらっと読めるお話。どの話も最後には上向いて読後感も良し。
カレンダー
01 | 2011/02 | 03
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 - - - - -
プロフィール

雪下千里 (ゆきもとせんり)

Author:雪下千里 (ゆきもとせんり)
暇があれば本を手に取る。無くても手にとって寝不足でフラフラしてたり。
最近はアニメを見るのにハマリ気味。読書より時間を費やしているかも…

+*+*+*+好きな本+*+*+*+
上橋菜穂子「守り人」「獣の奏者」
小野不由美「十二国記」
田郁
荻原規子
伊坂幸太郎
シリーズものとか長編好き。

+*+*+*+好きなDVD+*+*+*+
「ショーシャンクの空に」
「アメリ」
「バタフライエフェクト」
「有頂天ホテル」
「運動靴と赤い金魚」
宮崎アニメだと
ラピュタ>ナウシカ>もののけ>千尋…
↑とりあえず思いついたものだけ

FC2カウンター
ブログ内検索
義援金募集
FC2「東北地方太平洋沖地震」義援金募集につきまして
フリーエリア


Mozilla Firefox ブラウザ無料ダウンロード
QRコード
QRコード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。