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2010. 11. 27  
初・桜庭一樹。
いつかこの人の本を読んでみたいとは思いつつ。本当は違う本を探していたのだけれど、読みやすそうなところで1冊。

少女七竈と七人の可愛そうな大人 (角川文庫)少女七竈と七人の可愛そうな大人 (角川文庫)
(2009/03/25)
桜庭 一樹

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旭川。その小さく閉じた世界に生きる、美し過ぎるが故に異形な少女・七竈。「いんらん」の母は旅に出て家に寄りつかず、祖父と老犬と、幼馴染の異形の少年・雪風と鉄道模型に囲まれて暮らす。

この文章は好きだ。お話の持って行き方とかも面白くて好きだ。でも感想はなんとしたものだろう。
雪の降り積むナナカマドの赤い実。凍える赤。そう、美しくて冷たく悲しい。親の因果が子に廻り? 
幼い時ほど世界は狭く閉じている。そしてある時、思いのほか自由を手にしていることを知る。ずっと続くものなどない。七竈もまた可愛そうな大人になっていくのだろう。

というか解説が意味不……この人は私とは頭の中身の構造がまるで違う人だ。最後の最後に一番わからなくなったorz
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2010. 11. 25  
人におススメするとき、どういう方法をとるのか。
私の場合は基本的に相手に合いそうなものを薦める。可能なら薦めるタイミングだってはかる。
だって薦めるってのは、基本的に自分が好きなものでしょう?
拒絶されたら悲しい。だから感性が合わない人には絶対に薦めたりしない。
薦めてもいないのに(むしろ薦めたくない)、私が読んでいる作家を聞いて、勝手に読んだ末に文句タラタラ扱き下ろすのもウンザリだ。無礼だよ。呪いたい。

よくあるのは本だけど、これはオフラインでは趣味を同じくする人に出会ったことがない。ところどころ被る人はいるのだけど。そういう人にはその人が好きそうなものを薦める。たとえ自分的にはいまいちでも、この人はこういうの好きだろうなってのがある程度わかるから。
あとは漫画とか、アニメとかドラマとか。これは傾向で分かれるかな。ライトなのが好きとか、古典が好きとか、コメディが好きとか、ノンフィクションっぽいのが好きとか。

で、私がそういうのを人に薦める場合は、こんなお話があるよって、文章にしたらあらすじ1行、感想3行ってところ。だって自分で感じなきゃわからないでしょう? どんだけ詳細なレビュー見聞きしたって、現物見ないことには意味がないでしょう?

ところがそうじゃない人もいる。
不思議なことに、あらすじとかを延々しゃべっちゃう人。
別に聞きたくないのに。もしも興味があったら自分で直接見るよ!
なんなんだろう、うわの空で相槌打ってるだけでも彼らは延々しゃべるんだよね。
で、そんなに言うなら、と現物を見てみるも、内容の大部分は聞いてるので新鮮味のかけらもない。続きとか見たりしない。

……あ、そうか、つまり彼らは口では薦めてるけど、その心は、自分が見て面白かったことをしゃべりたいだけなのか。
私がここで本の感想をUPしているがごとく。
なんだ、そういうことか。そんなひとりよがりな事、興味のない人間に話すのは止めてくれorz
それにしてもあらすじのそんな詳細は不要なのに。そんな話聞いたってヌルイ反応しかできないよ。その場で同じ感心と興奮なんて共有できないよ。

ここ数日たまに考えてて、いまこうして文章にしてたらあっさり答えが見えた気がする。なんだかスッキリv
いえね、ちょうど今、ファンタジーに興味ない人間を、上橋菜穂子ワールドに引き込む事に成功したところで、ムフフ…… 面白い、次を、と言わせて大満足なのでした(^^)
そして貸し出す前に、全部読み直しているのでちょっと大変(^^;) 楽しいけどw
2010. 11. 23  
完結……。
ハガレンにはまったのは3年位前だろうか。長い時間じゃないのに、全部読み終わって、長かったなぁと思ってしまう。これは時間の問題じゃなくて、中身の問題に違いない。

鋼の錬金術師 27 (ガンガンコミックス)鋼の錬金術師 27 (ガンガンコミックス)
(2010/11/22)
荒川 弘

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旅路の果て。
いやもう本当に大団円とはこういうことかな。
アルの決断には驚いた。そうくるか。この子は意外性のあるアイディアを出すよなぁ。
エドの「真理をぶっとばす」がこういう形になるのかと納得。そもそもの兄弟の目的はここだったものね。でもそれをどうするのかは一番謎だった。全てを取り返すなんて甘いんじゃないかと思ってたのだけど、なんなんだろ、この説得力。それだけの事を成し遂げた、あるいは失った、ということか。
ラスボスとの総力戦でこんなにもメインキャラが生き残るってのも、荒川さんらしいなぁと思った。この人は漫画に込めてるメッセージが色々あって感心させられる。それを全部を読んでるこちらがちゃんと受け止めてるかなぁと心配しちゃうくらい。話良し、画良し、すばらしい。
その後の皆の様子にも触れてて、エンディングがしっかりで満足。
2年後のエド、ちびではなくなったようで良かったね、と思ったりw
おまけの四コマはセリムのが爆笑。おまけエピソードのホーエンハイムの全開の笑顔もグーでした(^^)

最高に面白かった。
2010. 11. 19  
この人の別の本を探していたのだけれど、古本屋がタイムセールしてたので試しに購入。
こ・れ・は……すごい。後半のミステリーが上等。

13階段 (講談社文庫)13階段 (講談社文庫)
(2004/08/10)
高野 和明

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傷害致死で収監され、仮釈放された青年・三上純一。戻った先は賠償で逼迫する実家。その彼に破格の報酬が得られる仕事を持ちかける刑務官・南郷。その仕事とは死刑囚・樹原の冤罪を晴らすこと。迫る死刑執行。10年前の凄惨な殺人事件の真犯人はだれだったのか? 記憶のない樹原が思い出した「階段」を頼りに、純一は因縁のある地で南郷とともに調査を開始する。

死刑制度の周辺について、かなりのページが割かれている。知らないことも多かった。あんだけ長々細々とした法律でも、実は解釈によっていろんな取りようがあると聞く。それは死刑をめぐる問題でもたくさん見られる。凶悪犯には死刑を、と言ったとて、自らの手は下したくないのが一般人じゃないだろうか。死刑と裁判員制度の問題とかタイムリーでいろいろ考えた。つきつめて考えたことはなかったけど、考えのヒントみたいなものは色々あったような気がする。

でもでも、この本の凄いところはやっぱりストーリー。あっちもこっちも怪しい。なのに状況はどんどん変わり被疑者は増える。辿り着く真相がすごいや。後半は一気読み。ただ一つ納得いかないのは10年前の警察の捜査の詰めの甘さ。他の状況考えるとしょうがないのかな。
死刑制度の話はこの本の大事な要素だけれど、そのせいでテンポが悪くなるのも事実。ただ動きだしたら面白い。お金だけじゃない、命がけの真相究明。ちょっとずつ前進し、ちょっとずつヒントを拾う。これぞミステリーよねw 後半の緊迫する状況は手に汗握る。

読んでる最中は引き込まれて面白かった。
読み終わった後は死刑のこととか、被害者と加害者とか、人間ってねぇというあたりが心に残る。

2010. 11. 17  
ⅢⅣ巻では思いっきり飛ばされてた、エリンとイアルの馴れ初めが読めると聞いて楽しみにしていた本。
ただ一方で少しばかり用心はしてた。ⅢⅣ巻はそこで語られる愛に、すごい破壊力というか威力があったから。読んだ後、友人の一言で目が覚めたように感じる程度には自分を見失ってた。原因はこの本だけじゃなくて、他にも2~3あったとはいえ、あの本にはそこらの恋愛小説よりよほど重いものがあったし、それに揺さぶられたんだろう。

獣の奏者 外伝 刹那獣の奏者 外伝 刹那
(2010/09/04)
上橋 菜穂子

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中編2編と短編1編。
「刹那」
イアル視点・語りのお話。本編で大筋は語られていたけど、二人の再会からジェシが生まれるまで。この作品で一番馴染むのがイアルかもしれない私には嬉しい設定だったような。イアルって人生が波乱万丈すぎて、この先に待っている事とか知ってるだけに、彼らのこの時期の穏やかな幸せが胸に迫る。彼の母や妹の話は悲しかったけれど。母がこっそりとでもイアルに会いに来ていればよかったのに。どの面下げてとか思ってたのかな。擦れ違いと後悔が痛い。
本編読んで、十分わかっていたことだけれど、彼らには時間がない。いつ暗転するかわからない人生の、今という一瞬を全力投球。エリンが動かなければ再会はなかった。二人を取り囲む柵、それを振り払うことはできなくても唯々諾々と従うのではなく抗うこと。あきらめたくない、という彼女の意思が素晴らしい。それがなかったら彼らが家族になることなどなかったのだから。

「秘め事」
カザルムの教導師長エサルの過去。学生時代に出会ったユアンへの想い。貴族の長女に生まれた彼女が、どうやってこの地に落ち着いたのか。この話が一番長くて、イアルの話の1.2倍ある。まぁ本編で一切語られてない部分だから当然か。
この人にこんな情熱的な過去があったのかと驚いた。確かに本編からして、いろいろと思い切ったことのできる人ではあったけれども。獣ばかり見てきた人かと思ってた。でもこれを読んで思い返せば、王獣に関わる政治的綱渡りや、何より教育者として子供たちに相対してきた事にも納得がいった。
彼女が嫌ったように、こんな貴族社会は嫌だなぁと思った。上辺だけの結婚がまかり通るなら、いっそ倫理観も完全崩壊していれば、彼女の苦しみもまた違ったろうに。女性に厳しい社会だ。王族は女系なのに。
ジョウンは本編通りの人だけど、ユアンが怖かった。彼がというか、彼の真意が。その虚無はどこから来ていたのだろう。

「初めての……」
エリン視点の小話。2歳のジェシがめちゃくちゃかわいいw ちょっと育児疲れなエリンが、普通の母親でホッとする。


なんか濃厚だったなぁと思う。この人の物語でこんだけ恋愛を主題にしたものって初めて読んだ。
あとがきで、エリンとイアルの馴れ初めの話を本編に入れなかった理由が述べられている。「恋愛はエピソードとして異常な吸引力を持って」いるから、「物語の佇まいを壊してしまう」から。なるほど、確かにそうだろう。毎回あとがきで納得してる気がする(笑)
本編が愛を語るなら、こっちは恋だな。揺らぐというか衝撃を受けるほどではなかったのは、私にとっては恋のほうがまだしも愛より耐性があるせいか? 外伝でこんなに満足できるなんて、やっぱりすごいなぁ。

2010. 11. 10  
ちょっと怖い系の話が読みたくて、慣れた森見氏のを手にとってみた。

きつねのはなし (新潮文庫)きつねのはなし (新潮文庫)
(2009/06/27)
森見 登美彦

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きつねのはなし、果実の中の龍、魔、水神、の中編4話。
別に怖い話では無かった。怪異譚とは言えるかな。おどろおどろしい澱んだ何かが漂うお話。全体のイメージとしては光の無い夜の暗さでは無くて、薄暗い夕方・逢魔が時の物語。
軽妙な森見節はないけれど、それでもやっぱりこの人の文章は読みやすい。リズムがあるのかしら?
京都だから成り立つ話かなぁと思う。冷暗所、湿度が高い感じがする。
良作ってところでしょうか。


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雪下千里 (ゆきもとせんり)

Author:雪下千里 (ゆきもとせんり)
暇があれば本を手に取る。無くても手にとって寝不足でフラフラしてたり。
最近はアニメを見るのにハマリ気味。読書より時間を費やしているかも…

+*+*+*+好きな本+*+*+*+
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小野不由美「十二国記」
田郁
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伊坂幸太郎
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「アメリ」
「バタフライエフェクト」
「有頂天ホテル」
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ラピュタ>ナウシカ>もののけ>千尋…
↑とりあえず思いついたものだけ

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