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2010. 06. 21  
図書館で予約してからすぐに回ってきた。えらく早い。何年も図書館使っているけど、貸出可のタイミングがよくわからん…
本屋で見かけた時には「新境地」とかって帯に書いてあったと思う。うん、確かに。

ペンギン・ハイウェイペンギン・ハイウェイ
(2010/05/29)
森見 登美彦

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郊外の新興住宅地に住む、小学4年生の天才・アオヤマ少年。彼はたくさんの自主研究を行い、それをノートに書き綴っている。ある日、住宅地に突如、多数のペンギンが現れる。町で次々と起こる不思議な出来事。仲良しの歯科医院のお姉さん(羽貫さんではないw)の特殊能力の「謎を解いてごらん」という課題はどうなるのか。内気な親友ウチダ君、チェスが得意でアオヤマ君同様相対性理論も知ってるハマモトさん、敵対勢力・スズキ君帝国皇帝スズキ君といったクラスメートと、時に的確な助言をくれるお父さんらに囲まれた、アオヤマ君の初夏から夏の数カ月に渡る冒険と考察。

森見氏の新境地…そうだね。だって京都じゃない!!(笑) キョの字も出てこないよ。発展途上の新興住宅地の少年視点の世界は、森見氏の普段の文章とはカラーが違う。京都を舞台にするというのは、こんなにも歴史と和の彩りを濃く与えていたんだなぁ。それがないので、軽くサラっとした感じ。薄いというか地下に澱みがないというか。コテコテの森見節が無いのはちょっと寂しいけれど、それもまた良し。アクの強さは初期作品よりさらに軽い感じだけど、文章は洗練されてるように思う。

このお話は何より、田舎に遊びに行った夏休みの空気を思い出す。子供の時って目新しい事がたくさんあるんだよね。思い出は美化されてるのもあってか懐かしい。今は遠くなってしまった日常のドキドキやワクワクを追体験。

前知識ほとんど無しで読み始めたら、怪現象の展開の捉え方にちょっと戸惑った。これ…ファンタジーになるのかな。どちらかというとSFかも。アオヤマ君は淡々としてて、独自路線を行くちょっと変わった子なので、この子に深入りする感じはないけれど、昔々、大人が通ってきた道を彼もまた楽しく歩いているのはよくわかる。
最後まで読み終わると、確かに新境地でしたと納得。強烈な面白さとかは無いけど、夏に読むのにピッタリな気のする、読了感が爽やかな本だった。


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2010. 06. 16  
iPhone4の予約が昨日から開始になりましたね。
とか、ちょっと知ったかぶりして言ってみる。

実際には私は3年半機種変してません(--;)
いや、だって壊れてないし?
基本、メールができればいいし、最低限の機能はちゃんとあるし? 
ねぇ、「MOTTAINAI」は美徳でしょう?

しかし、さすがに最近、世間から取り残されてる感を味わう時があります。
受信した写メが容量でかすぎて、私の貧弱ケータイでは表示できません。DL失敗します。
デコメを送ってくれてるようだけど、ちゃんと見えません。先日は録音機能も私だけ無かったな。

そろそろ次が要るかなぁと今週検討中。
私が欲しい機能って、メール、メモ、電話、ウェブの順といったところでしょうか。
メール8割。通話はほとんどしない。ウェブはパケ定額じゃないから自重。PC派だし。

他社に乗り換えて、いっそスマートフォンにするか?ってのを検討してました。
数日検討した結果、私としてはまだ早い。あと半年くらい待っても良いかと。
スマートフォンは魅力的だけど月額利用料が今の倍以上は固いので、比較として普通の携帯への機種変を店舗で相談してみた。
すると。
なんと、私の古い料金プランは現行プランに比べ、2年に渡って、累計2万円ほども高かったそうな!
昔は携帯ってタダだったけど、今は最新だと5万はするので、買う気ゼロ、比較検討も見直しもして無かったらこの事態。
なんかキャリア会社に失望した…
2年の縛りがあったとしても1年半は、基本料金が割高。そりゃ新機種代は浮いてるけど。仕組みとしては2年経ったら買い替えろって事に思える。いや、2年ごとにプランが改変されてる訳ではなくて偶然なのかもしれんけど。
もう一度言う。「MOTTAINAI」精神はどこへ??? 
大事に使おうぜ? 消費の刺激にはならないだろうけど。

なんだかなぁ。
欲しいのはスマートフォンだけど、パケ代の壁。
出先で、ちょっと調べたい、暇つぶしに見聞きしたい物があるって時にはiPad>ネットブックなんだろうけど、持ち歩くにはまだ重すぎる。でかすぎる。電話機能もめったに使わないけど無いと困るし。
これまで通り、外でのネット環境は諦めるのが良いのかな…
QWERTYキーの携帯買うかな…
2010. 06. 16  
暑いというより、生温い。湿度高し。
そんな日に… 久しぶりにバトってました。対戦相手? 本州以南で庶民が日常的に戦うハメになる奴と言えば、例の黒い奴しかいませんよっっっ orz

自室に入って、電気つけて、PCつけて数分。耳元でカサカサと異音が。
「距離30!!(単位はセンチメートルw)」
「応援を要請!!(屋内なのにケータイで家電に武器要請の電話)」
……まぁ、戦闘の模様については割愛いたします。

小さくて速いヤツも嫌だけど、大きい奴って強かだよね… 目を離すといなくなる。いやいや見てると動かない。
さすが生存競争に生き残ってきただけの事はあると認めようではないか。

勝ったけどなっ 

orz 嬉しくない。何この脱力感……

2010. 06. 10  
これでクライトンの本は全部終了。最初に読み始めてから10年以上たってるんじゃないかな。
作者の生前に出版された最後の本。先日読んだ「パイレーツ」を中断してこっちを書きあげたそうな。

NEXT―ネクスト〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)NEXT―ネクスト〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)
(2009/11/10)
マイクル クライトン

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遺伝子テクノロジーをめぐる群像劇。貴重な遺伝子を持っていたが故に無断で利用された男、その細胞を求めて賞金稼ぎに追われる娘と孫、持ち出してしまった実験薬の思わぬ効果と拡散に翻弄される男、人語を話すオウム、人の遺伝子をもつチンパンジー、拝金主義の科学者たち、バイオベンチャー企業、多種多様な弁護士等々…

おもしろいのだけど、ちょっと読みにくいかな。話の流れがなかなか掴みづらい。後半ロードムービー的な展開になるとページを繰る手が止まらなくなる。訳者あとがきによると本の構成自体が遺伝子導入(トランスジェニック)を意識してではないかという。ふむ、言われてみるとそれ以外無い気がする。
アメリカは自由の国だとか言うけれど、住みたくないなぁ、こんな国。ここに出てくる話はかなりの部分が既に起こった事実らしいけれど、心底関わり合いたくは無いことがほとんど。石を投げれば弁護士に当たるっていうけど、あの弁論の組み立て方は理解に苦しむ…誰もかれもが自分の利益追求を振りかざす。そうだな、この本では心情移入ってのはゼロだったかも。

ネアンデルタール人の話がちょうど読んでる時期のニュースと重なって興味深かった。現生人類よりも肉体的(容姿も?)に優れていて先行して広まっていて、後に絶滅した彼らの遺伝子を、出アフリカ後の人類は受け継いでいるという。なんだか西洋のエルフの存在って彼らが元だったのかなとか想像した。ホモ・サピエンスより優れたエルフなんてのがいたら、我々が生き残れるわけがないと聞いたことがあるけど、現に起こってた可能性もありってことだ。何を持って優れているというかで変わる事柄だ。おまけにロードオブザリングを彷彿とさせるのは、現時点ではネアンデルタール人が最後に生き残っていたのがイベリア半島だということ。お話でも、エルフは西の海の向こうへ旅立って去っていったしなぁと。

遺伝子治療は難病治療に役立つだろう。きっとそのうち成功率もあがるだろう。そしてこの本でたびたび出て来たように人の遺伝子を組み込まれた動物が作られるのなら、逆もまたしかり。もしかしたらもうすでに亜人間はいるのかもしれない。もし環境が激変したら、人は生き残るためにきっと遺伝子導入だってすると思う。で、思い出したのがナウシカ。あれってこういう事だったんだなぁと。あんまり意識して無かったけど、あの世界の火の七日間の前の旧世界は、遺伝子工学もめちゃくちゃ進歩した世界だったんだよ。巨神兵、腐海とそこに生きる蟲、瘴気に耐性を持つ人間。ナウシカって30年ほども前の作品なのに…

あ、ノーベル化学賞の下村さんのクラゲの蛍光物質の話もチラっと出て来たな。興味無かったけど、めちゃくちゃ汎用度の高い発見だったみたいだ。読みながら、おぉ、ノーベル賞とった奴だwと。

最近他サイトでアメリカには未だに賞金稼ぎがいることを知ったのだけど、この本にも登場。市民による逮捕を行うバウンティハンター。この人たちが出てくると一気に物語がアクション映画にw 

その他、アメリカの現実とやらが書かれていたりするらしいけど、私にはそれがどの程度なのか判断しようもない。とりあえず醜悪な面が強調されてるんだろうと思っておきたい。酷い話が多いのだもの…


この本はエンタメだ。でも著者はどうしても主張したかったらしく、巻末に4つの提言をしている。
1.遺伝子特許の取得をやめさせよ
2.ヒト組織の利用について、明確なガイドラインを定めよ
3.遺伝子診断のデータ公開を義務づける法案を通過させよ
4.研究の規制をやめよ
これを読むと、これを主張したかったがために、この物語を書いたのだとよくわかる。アメリカでの出版は2006年。それからこれらがどこか変わったのかちょっと知りたくなった。

2010. 06. 02  
今年の本屋大賞ですね。
私にとっては初・冲方丁です。この人に興味はあったのだけど、ラノベ作品のあらすじ見る限り、あまり魅かれるものが無くて。
この本の出版を知って、後で図書館に予約しようと思いつつ忘れてたのを、本屋大賞で慌てて予約。案外早く回ってきたな。

天地明察天地明察
(2009/12/01)
冲方 丁

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この表紙も好き。日月星辰。

江戸幕府における初代天文方・渋川晴海。4代将軍家綱の時代、800年にわたって使われてきた宣明暦は実際とのズレが大きくなっていた。改暦に挑む晴海の、長きに渡る研鑽。

熱い。晴海自身は天然のほほんキャラなのに。好きな算術を夢中になって追いかけるうちに、大命を帯びる事になった彼は元々武士ですらない幕府お抱えの碁打ち。度重なる挫折を超え、ついに日本独自の暦を作りだす。二十数年をかけて挑んだ大事業を成し遂げさせた想いの強さに感嘆する。人から託された心と、晴海自身の思いの深さと強さが熱い。何度も失意のどん底に陥りつつ、いつしか頭をもたげ歩みを進める。その強さに惚れる。日本全国を1年以上旅し続け観測を行った北極出地に始まる改暦へのアプローチは本当に長い。データと資料の収集、そこからの展開には想像を絶するものがある。
改暦が叶ったのは、晴海の暦法や算術の適性はもちろん、時代や人との出会いも大きかったのだろう。改暦に至る時には、それまでに得た学術・人脈・経験を総動員しているのがわかる。彼が憧れた関和孝のような天才ではなかったけど、この幅の広さはきっと彼だからこそもちえたのだろう。


時代や題材がこんなだから、説明的な部分はかなり多い。でも案外それも楽しめる。暦の話、宗教の話、幕府や朝廷の話、庶民の生活の話。
序盤の算法勝負の話は仕組みも含めて面白い。数学どころか算数すら苦手意識のある私は、登場する算術は考える事を放棄していたのだけど、こういうのを楽しむ庶民がいたってのはすごいなぁと思う。得意な人間ってのには、大層な問題ではないのかもしれないけど(^^;)序盤は「博士の愛した数式」をちょっと思い出した… 数学の良さが私にはわからなくて。でも本当に好きな人がいるって事だけはわかるという。
戦国の世が終わり、太平の世を迎えた時代。徳川幕府は上手に舵を切った。その転換期の物語でもあって、晴海を支援した保科正之の話はかなり面白い。天下統一に至る術と、それを存続させる術は異なる。こういう人が幕閣の中心にいたから200年の安定を得られたのかな。あと、知ってたけど、実録(?)怖い黄門様wもちょっと良かった。

分厚い本(持ち歩いたらめっちゃ重かった…)だけど、最初の幕命・北極出地あたりからはどんどん読めた。
なんだか上手くまとめきれないけれど、面白いし、とても良かった。



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雪下千里 (ゆきもとせんり)

Author:雪下千里 (ゆきもとせんり)
暇があれば本を手に取る。無くても手にとって寝不足でフラフラしてたり。
最近はアニメを見るのにハマリ気味。読書より時間を費やしているかも…

+*+*+*+好きな本+*+*+*+
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小野不由美「十二国記」
田郁
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伊坂幸太郎
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+*+*+*+好きなDVD+*+*+*+
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ラピュタ>ナウシカ>もののけ>千尋…
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